今日は、施設に入所している母のもとを訪ねました。
最近は月に2回ほど、母に会いに行くのが習慣になっています。
前回訪れたとき、母はベッドに横になったまま、ほとんど会話ができない状態でした。呼びかけには反応してくれるものの、目を閉じたまま、まるで夢の中にいるかのような様子でした。その姿を見ながら、「また話ができる日は来るのだろうか」と心のどこかで不安を抱えていました。
けれど、今日は少し違いました。ベッドに腰かけ、ゆっくりではあるけれど、母は言葉を口にしてくれました。
声はかすかで、以前のようにスムーズな会話とはいきません。
そんな中、母がぽつりとつぶやいたのです。
「どうしたら良いか分からないの。」
この言葉が、今も胸に残っています。
どういう意味だったのか。何についての「分からなさ」なのか。
体のこと?これからの生活のこと?それとも、もっと漠然とした不安?
私には、そのすべてのようにも、どれでもないようにも思えて、うまく答えることができませんでした。
痴呆症となってしまった母親を、施設に入所させてしまったことに後悔もありました。
この思いはこれからずっと抱えていくのだともいます。
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