母との夕食──小さな一歩から始める新しい関わり方

essey エッセイ

母ともっと良い関係を築きたい。

そう思いながらも、何から始めたらいいのか分からない日々が続いていました。
「いつか泊まりがけでゆっくり一緒に過ごしたい」そんな目標はあるけれど、いきなりそこを目指すのではなく、まずは小さな一歩から始めてみることにしました。

その一歩とは、「母と一緒に夕食を食べること」。

今までは母と昼食を一緒に取ることはありましたが、夕食を共にする機会はほとんどありませんでした。

ですが、夕方の時間帯に訪ねて、一緒に買い物をして夕食の支度をする

そんな小さな習慣を始めてみようと思ったのです。

夕食を取ることに決めた理由

母は毎週水曜日、民間のケアサービスを自宅で受けています。

それ以外に別の日に設定することでちょうどいいのではないかと考えました。

週に一度、夕方に顔を出して、一緒に買い物をして、夕飯を作って食べる。

そんなペースなら私にも続けられそうです。

曜日はこれから考えていきたいと思います。

「会話がなくてもいい」から始める

母とは何を話したらいいのか、そんな不安もあります。

でも、無理に会話をしなくてもいい。何気ない時間を共有することが目的です。

テレビを観ながらでも、料理をしながらでも、ぽつりぽつりと出てくる話題があればそれで十分。

むしろ、普段は話せないようなことが、ふとした瞬間に出てくるかもしれません。

夕食を共にする3つのメリット

夕食を一緒に食べることには、いくつかの大きなメリットがあると感じています。

1. 母のストレス解消になる

母はもともとお酒が好きな人。

食事をしながら少しお酒を飲む時間は、彼女にとってリラックスできるひとときになります。

家族とお酒を酌み交わす時間は、きっと心をほぐす助けになるでしょう。

2. 普段できない会話ができる

日中の会話とは違い、夕食時は少しゆったりとした時間が流れます。

そこでしか出てこない話題や、昔の思い出やこれからのことなど、自然と深い話ができることもあります。

そんな時間が、母との関係を少しずつ変えてくれるかもしれません。

3. 健康状態の確認ができる

一緒に食事をすることで、母の体調や認知症の進行具合を自然な形で確認することもできます。

食欲の有無や会話の内容そして表情の変化など、日常の中では見落としがちな小さな変化に気づくきっかけにもなります。

新たな関係性へ向けて

この習慣がうまく続けば、いずれは一緒に泊まる計画も実現できるかもしれません。

でも、まずは「週に一度の夕食」を大切にしていきたいと思います。

母との関係は、これまでと同じ形ではもう続かないかもしれません。

けれど、新しいかたちに少しずつ移り変わっていく中でまた違った深い絆が生まれるのではないかと感じています。

「行動しなければ何も変わらない」

そう信じて、まずは一歩を踏み出してみようと思います。

大きな変化を望むのではなく、小さな変化を積み重ねながら、母と過ごす時間を少しずつ豊かにしていければと思っています。

今回もブログを読んで頂きありがとうございます。

またお会いしましょう。

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短髪くまさん

生年月日:1968年生まれ
年齢:57歳(2025年現在)
出身:東京都多摩地区
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家族構成:妻と二人暮らし
経歴
理工系の大学を卒業後、自動車設備メーカーに就職。
途中、和菓子職人への憧れから修業を経験。
その後、人材ビジネス業界で25年間勤務し、15年間は役員として活動。
仕事をしながらMBAの科目をすべて履修し、現在はフリーランスとして活動中。これまでの経験を活かしながら、新しい挑戦を続けています。

私について
食べること・お酒が大好き! 特に日本酒・ワイン・ビールを楽しんでいます。
特にワインが大好きです。
過去30年間、自宅でほぼ毎晩ワインを飲んできました。その結果、開けたワインコルクは5,000本以上に達するかもしれません。もしかすると、ワインソムリエよりも多くのコルクを開けているかもしれません。しかし、ソムリエのように詳しいワイン評論はできず、「味が好きかどうか」「食事に合うかどうか」でシンプルにワインを選んでいます。

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これからも、新しい挑戦や日々の発見をこのブログで発信していきます。どうぞよろしくお願いします!
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