
ここ3週間ほど乗馬から少し離れていました。
その間、体を動かす代わりに頭を使ってみようと思い、YouTubeのレッスン動画や専門書を読んで乗馬について学び直しています。
不思議なもので、騎乗を離れて改めて勉強してみると、今まで気づかなかったことが少しずつ見えてきました。
その中でも特に「騎乗姿勢」について大きな発見がありました。
5年経っても、しっくりこない「騎乗姿勢」
乗馬を始めてもうすぐ5年。
少しずつ上達はしていると思うのですが、どうも「自分の騎乗姿勢」にしっくりこない感じがずっと残っています。
レッスンのたびに意識して直そうと頑張っているのに、何かが噛み合っていない感じがしています。
モヤモヤとした違和感が拭えません。
思い返せば、最初のころは「膝で鞍をはさんで」しまい、脚をまったく使えませんでした。
軽早足のときには、膝が鞍に擦れてアザができてしまったこともあります。
その後「膝ではなくふくらはぎで挟むのが正解だ」と聞いて実践してみました。
けれども、今度はふくらはぎに力が入りすぎてしまいした。
常に馬に刺激を与えてしまい、脚による指示がうまくいかなくなってしまったのです。
なかなかちょうどよい力加減がつかめず、ずっと模索が続いていました。
YouTubeで出会った「新しい感覚」
そんなとき、YouTubeのあるレッスン動画で、ハッとするコメントに出会いました。
それは「足の付け根から膝の上あたりで馬に“触れる”ように乗る」という考え方です。
「締めつけてはいけない」
「馬の体を感じるには、やさしく触れる感覚が必要」
という言葉が続いていて、それがとても心に響きました。
今までは「どうやって安定させるか」「落ちないようにしがみつくか」という意識が強く、力でなんとかしようとしていたように思います。
でも、それだと馬の動きを妨げたり、必要のない刺激を与えたりしてしまう。
「軽く触れる」「馬の体を感じる」という感覚はこれまでの私にはまったくなかったもので、目からウロコでした。
さらに言えば、ふくらはぎも“ギュッと押し当てる”のではなく、普段はやさしく添えるだけ。
合図を送りたいときに、そっと触れるように使うのが理想だそうです。
次のレッスンが楽しみ!
最近の私は「下半身の力を抜くこと」に重点を置いて練習しています。
最初は全身に余計な力が入ってしまってなかなか難しかったのですが、数回のレッスンを通して少しずつ力を抜く感覚がつかめてきたように思います。
次のレッスンでは、今回得た「足の付け根から膝上で触れる感覚」を意識して、新たな騎乗姿勢に挑戦してみようと思っています。
頭では理解できたので、あとは実践あるのみです。
久しぶりの乗馬。
正直ちょっとドキドキもしていますが、それ以上に「新しい感覚を試せるワクワク感」でいっぱいです。
おわりに
乗馬って、本当に奥が深いですね。
同じ動作でも、少し見方を変えるだけでまったく違った感覚に出会えます。
身体と心の両方を使うからこそ、年齢を重ねても飽きることがないんですね。
今回の学びが、次の一歩につながりますように。
またレッスンの様子もブログでご報告したいと思います。
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