昨日のレッスンは、私の乗馬人生の中で「最高の走りができた!」と思えるような充実した時間でした。
特に、駈歩(かけあし)への移行タイミングとその継続時間が今までで一番うまくいったと感じています。
駈歩に入る「溜め」と合図
これまでは駈歩にうまく入れなかったり、入ってもすぐに止まってしまったりとなかなか思うようにいきませんでした。
でも今回は、タイミングがバッチリ合ったのです。
駈歩に入る前に、内方脚(ないほうきゃく)を使って馬に「これから駈歩に入るよ」と予告のような合図を送ることで、スムーズに走り出してくれました。
この“溜め”を意識したことが大きなポイントだったと思います。
駈歩を続けるためのコツ
駈歩が出ても、すぐにスピードが落ちてしまうのが以前の課題でした。
しかし、今回はそれを克服できました。
ポイントは二つあります。
一つ目は「手綱を譲ること」。
強く握りすぎると、馬に「止まれ」というサインを出してしまいます。
せっかく走り出しても、それではスピードが出ません。
適度に手綱を譲ることで、馬に安心して走らせてあげることができました。
二つ目は「内方脚での継続的な指示」。
駈歩を出した後も、脚で軽く合図を送り続けることで「まだ走っていいんだよ」と伝えられます。
強く蹴る必要はなく、脚を軽く馬体に当てているだけで大丈夫。
途中でスピードが落ちてくる場面もありましたが、トレーナーのアドバイスどおり少し強めに脚で促すことで再び走り続けてくれました。
これらのことが理解でき、実行できたのが今回の成功の大きな要因だと感じています。
馬のリズムを“お尻”で感じた感動
さらに、今回はもう一つ大きな発見がありました。
なんと初めて、お尻で馬の動きをしっかりと感じることができたのです!
常歩は「四節(よんせつ)」と言われるリズムを持っているのですが、その一歩一歩が座骨を通じて伝わってきて、本当に感動しました。
まるで馬と一体になったような気分。
これが乗馬の醍醐味なんだなあと改めて実感しました。
こんな新しい気づきを得られるからこそ、乗馬は続けるほどに面白くなるんですね。
レッスン後のお手入れも汗だく!
レッスンの後は、2頭の馬たちをお手入れ。
気温が高かったので、今回は2頭とも全身をお湯で洗いました。
洗い始めるとお湯が白く泡立ってきます。
これは、馬の汗なのだそうです。
泡がなくなるまで丁寧に洗い、汗こきで水分をしっかりと取りってしばらく乾かしたあとにブラッシング。
すると、ツヤツヤの美しい毛並みに!
馬たちも気持ちよさそうにしていて、洗っているこちらまでうれしくなります。
とはいえ、洗っている私も全身汗だく。
終わった頃には「私もシャワーを浴びたい!」と心の中で叫んでいました(笑)
最後に
今回のレッスンは、技術的な面でも感覚的な面でも本当にたくさんの収穫がありました。
馬とのコミュニケーションが少しずつ深まっているように感じられて、うれしさでいっぱいです。
これからも一歩ずつ、毎回のレッスンを大切に積み重ねてもっと馬と通じ合えるようになりたいと思います。
そしてまた次の「気づき」に出会えるように、続けていきます!
ブログを読んで頂きありがとうございます
またお会いしましょう。
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