
バンデージで馬の脚を守る
馬の脚はとても繊細で、外傷や負荷がかかりやすい部分です。だからこそ、騎乗前後のケアはとても大切。そのひとつが肢巻(しまき)です。
今回は、私が練習中の肢巻の巻き方について、復習を兼ねてまとめてみました。
肢巻とは?
肢巻とは、馬の脚に巻く馬具の一種で、「バンデージ」とも呼ばれます。
素材はさまざまで、伸縮性のある布製のものが一般的です。
形状は細長い包帯のようになっていて、主に前肢や後肢の下部に巻きつけて使います。
目的は以下のようなものです:
- 脚の保護(擦り傷や打撲の防止)
- 腱や靭帯へのサポート効果
- 冷えから守る保温効果
- 移動中やレッスン後のケア
しっかりと巻くことで、スポーツ選手が使うテーピングやサポーターのような役割を果たしてくれるんですね。
巻き方の基本
肢巻は見た目以上に奥が深く、正しく巻かないと逆に負担をかけてしまうこともあります。私も昨日、何度も練習しましたが、なかなかうまくいかず……。
もう一度、基本を復習しました。
ポイントは以下の通りです:
【巻く方向】
- 右脚(馬の右前肢・右後肢):時計回り(外から内へ)
- 左脚(馬の左前肢・左後肢):反時計回り(外から内へ)
これは、マジックテープ(面ファスナー)の位置を正しく外側に来るようにするためです。巻き終わりが馬の体の前方から後方に向かって留まるようにします。
逆だと、見た目が不格好なだけでなく、動いているうちに外れてしまう恐れもあります。
【巻き始めと巻き終わり】
- 巻き始めは、マジックテープを芯として、止める面が内側になるように巻いていきます。
- 最後は、マジックテープが外側に来て、自然な形でしっかりと留める。
この「巻き方の向き」が理解できてからは、私も少しずつ安定して巻けるようになってきました。
巻く範囲と注意点
肢巻は脚全体に巻くわけではなく、球節(脚の関節)より上3分の2くらいの位置までにとどめます。球節を覆ってしまうと、動きを妨げたり、巻いた部分がズレてしまう原因になるので要注意。
また、きつく巻きすぎると血流が悪くなってしまいますし、ゆるすぎても効果がありません。均等な強さで、シワを作らずに丁寧に巻くことが大切です。これが思ったより難しく、練習あるのみです。
肢巻の魅力と実践予定
実際に巻いてみると、見た目がとてもかっこよく見えるんです。きちんと巻かれた肢巻をつけた馬は、どこかスポーティーな印象で、乗馬のモチベーションも上がります。
来週のレッスンでは、いよいよ実践で肢巻を試してみる予定です。
うまく巻けるか少し不安もありますが、習ったことを思い出しながら丁寧に取り組みたいと思います。
使用後のマナーも大切
レッスンが終わった後は、次の人が使いやすいように、肢巻をきれいに巻き直しておくのもマナーのひとつ。
マジックテープを芯にして、外側になる面を内側に巻いておくと、次に使うときに巻き始めがすぐ分かります。
私はこの巻き戻し方は理解できているので、実際のレッスン後もきちんと実践しています。
おわりに
今回は、自分用の忘備録としても肢巻の巻き方をまとめてみました。これから乗馬を始める方や、肢巻に興味がある方の参考になれば嬉しいです。きれいに巻けるようになるにはまだ練習が必要ですが、ひとつひとつ身につけていくのも乗馬の楽しさだと思っています。
次回は、実践編の報告ができるよう、がんばります!
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