
今日は私の誕生日です。
57歳になりました。
年を重ねていくと、不思議なもので、自分の年齢をあまり意識しなくなってきます。
若い頃は誕生日が来るたびに「〇歳になった!」と実感していたのに、最近では「あれ?私、今何歳だっけ?」と本気でわからなくなることもあります。
実際、ついこの間まで、自分が何歳なのかを正確に把握していませんでした。
というより、「何歳か」は日常生活の中であまり必要な情報ではなかった、というのが正しいのかもしれません。
特に、忙しく働いていた会社員時代は、日々の仕事をこなすことで精一杯で、年齢のことなんてほとんど考えていませんでした。
そんな私が久しぶりに、はっきりと「自分の年齢」を意識する出来事がありました。
それは、年金の支払いに関することです。
会社員だった頃は、毎月の給与から厚生年金が天引きされていて、支払っているという自覚はあまりありませんでした。
年に一度送られてくる「ねんきん定期便」を見て、「ふ〜ん、今こんな感じなのか」とぼんやり思う程度。支払額や将来受け取る金額について、深く考えることはほとんどありませんでした。
ところが、個人事業主となった今、年金の仕組みが大きく変わりました。
厚生年金から国民年金へと切り替わり、しかも支払いは「自分で行う」スタイルになったことで改めて認識させられました。
コンビニや金融機関に出向いて納付書を使って支払う必要があります。
初めて納付書を手にしたとき、「ああ、こうやって払うんだ」と、ちょっと新鮮な気持ちになった反面、金額を見てびっくり。
「え?こんなにするの?」と、思わず声が出そうになりました。
それと同時に、「あと何ヶ月払うんだろう?」「えっ、まだ3年もあるの?」という現実に直面。
今さらながら「年金」について真剣に考え、そして「年齢」についても改めて意識するようになったのです。
正直、年金の支払いは決して軽くはありません。
でも、こういう現実的な出来事でもなければ、自分の年齢をじっくり振り返る機会はなかったかもしれません。
57歳という年齢を、今こうして意識できたこと。
それを、良いきっかけだったと思っています。
ふと立ち止まって、ここまでの人生を少しだけ振り返ってみたり、
これからの生き方についてゆっくり考えてみたり。
年齢を重ねることには、確かにいろんな変化や不安もありますが、その分だけ「考える余白」も増えていくような気がします。
せっかくの誕生日。
今日は、自分のために、そして未来の自分のために、少しだけ丁寧に過ごしたいと思っています。
57歳の私も、悪くない。
まだまだやりたいこともあるし、できることもたくさんあるはず。
このブログを読んでくださっている皆さんにも、
日々の中でふと、自分の年齢や人生を振り返るような瞬間があるかもしれません。
そんなときに、「ああ、私もそうだったな」と思い出してもらえるような、
そんな言葉を綴っていけたら嬉しいです。
今日という日に、感謝。
そして、これからも前を向いて進んでいけますように。
帰宅時に杖を持った方に座席を譲ったことが今日一番の良い思い出かもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また次回のブログでお会いしましょう。
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