昔の同僚と再会して気づいたこと
先日、心がじんわりと温まる出来事がありました。
それは、新卒で入社した会社の同期・同僚たちと10年ぶりに再会したことです。
ふとしたきっかけでグループLINEが立ち上がり、「久しぶりに集まろう!」という話になったのが始まり。
懐かしい名前が並ぶ画面を見て、自然と胸が高鳴りました。
懐かしい顔ぶれは、すぐに見つけられた
待ち合わせ場所は、都内のターミナル駅。
「10年ぶりだし、わかるかな?」と不安も少しありましたが、杞憂でした。
改札口を出てすぐ、遠目でも懐かしい姿が目に飛び込んできました。
体型や髪型に少し変化はあるものの、話し方や仕草、笑ったときの表情はまったく変わっていません。
10年という時が流れても、「人の本質はそう変わらないのだな」と、しみじみ感じました。
昔の同僚との再会は、あの頃に戻る魔法のような時間
予約していた居酒屋に入り、再会を祝って乾杯。
最初のうちは、ちょっとしたぎこちなさもありましたが、誰かがぽろっと昔話をすると、一気に空気が和らぎました。
「あのとき、部長が怒鳴り込んできたよね」
「営業次長、足で稼ぐって言って1日50件回ってたよ」
「昼休みにこっそり行ってたラーメン屋、まだあるかな?」
懐かしいエピソードが止まらず、笑いが絶えない時間が続きました。
不思議なことに、話しているうちに、当時の自分に戻っていく感覚がありました。
まるで10年という時がワープしたかのような、不思議な安心感があったのです。
個性的だった上司たちと、濃密だった新人時代
あの会社は、今思えば本当に“濃い”人たちが揃っていました。
・知性と冷静さで部下を導いた部長。まさに「知の巨人」のような存在。
・営業のカリスマともいえる営業次長は、数字と根性の人で、社内で語り草になるような伝説がたくさん残っています。
・真面目で融通の効かない係長、ちょっと天然な事務の先輩・・・誰の話をしても笑いが絶えません。
新人時代の私は、日々緊張とプレッシャーのなかでもがいていました。
失敗して落ち込んだことも、理不尽な思いをしたことも、今思えば社会人としての土台を作ってくれた貴重な経験だったと感じています。
懐かしい再会が、自分を見つめ直すきっかけに
再会した仲間たちは、それぞれの道を歩んでいます。
転職して管理職になった人、独立してフリーで働いている人、家庭を持ち子育てに奮闘している人もいます。
もちろん、今もあの会社に残って頑張っている仲間もいました。
人生の歩みはそれぞれ違っても、共有した時間と記憶は色あせません。
この再会を通じて、自分がどんな場所からスタートして、どこまで歩んできたのかを再確認することができました。
「また、5年後くらいに集まろうか」
そんな約束を交わして店を後にする頃には、心が軽くなっているのを感じました。
再会がくれる“原点回帰”の力
日々の忙しさに追われる中で、昔の仲間と会う機会はどんどん減っていきます。
でも、思い切って声をかけてみることで、あの頃の自分に出会える時間が生まれます。
今回の再会は、単なる懐古ではなく、「あのとき頑張っていた自分」や「支えてくれた人たち」の存在を再認識する貴重な機会でした。
同時に、人生の節目を過ぎた今だからこそ、「これからどう生きていくか」を考えるヒントにもなりました。
【まとめ】昔の同僚と再会して得た心のエネルギー
- 懐かしい仲間との再会は、予想以上に心を動かす
- 共有した思い出は、今でも自分を支える力になる
- 自分の原点を知ることで、これからの人生に新たな視点が持てる
もし、思い出す誰かがいるのなら、ぜひ連絡してみてください。
再会は、人生における“静かなご褒美”のような時間になるかもしれません。
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