
音楽は、日々の暮らしにそっと彩りを添えてくれる存在です。
悲しいとき、嬉しいとき、なんだか落ち着かないとき・・・
そんな時に音楽を聴くと、不思議と心が整っていくのを感じます。
私は日常の中でよく音楽を聴いています。
家で作業しているとき、通勤中、そして散歩をしているときも音楽は欠かせません。
だから、イヤホンは私にとって大切な相棒です。
外出時には必ず持ち歩いていますし、家では小さなラジカセでCDを流しながら作業するのが楽しみのひとつです。
音楽が流れるだけで、気持ちが落ち着いたり、前向きになれたりします。
好きな音楽は、クラシック
ジャンルで言えば、私はクラシック音楽がとても好きです。
クラシックと聞くと、「高尚」「難しそう」「ハイソな人の趣味」などと思われがちですが、私にとってはもっと身近で、純粋に「音色が心に響くから好き」という理由だけです。
時々、「クラシックが好きってことは演歌や歌謡曲には興味ないの?」と聞かれることもありますが、そういうわけではありません。
ただ、クラシック音楽には独特の魅力があって、自然と惹かれてしまうのです。
実を言うと、作曲家の名前や曲の正式なタイトルを知らないまま好きになってしまうことも多くて、後から「この曲、ベートーヴェンだったんだ!」なんて気づくこともよくあります。
詳しい知識がなくても楽しめるのが、クラシック音楽の良いところだと思います。
チャイコフスキーとマーラーから始まった私のクラシック体験
クラシックを聴き始めた頃、私がまず心を奪われたのはチャイコフスキーでした。
特に《くるみ割り人形》や交響曲第5番《革命》が大好きで、華やかでドラマチックな旋律にワクワクしながら聴いていたのを覚えています。
次に惹かれたのはマーラーの交響曲第2番。壮大な構成とスケール感に圧倒され、「クラシックって、こんなに感情を揺さぶる音楽なんだ」と感じました。
今思えば、最初は派手で壮大な曲が好きだったのかもしれません。
クラシック音楽というと静かで落ち着いたイメージがあるかもしれませんが、実はとてもダイナミックな曲も多く、エネルギーに満ちている作品もたくさんあります。
次第に変化していった“音楽の好み”
クラシックを聴き続けていると、自分の好みにも変化があることに気づきました。
華やかな曲が好きだった私が、次第に静かで穏やかな曲に惹かれるようになっていったのです。
たとえば、ワーグナーの《ジークフリート牧歌》や、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番《皇帝》の第2楽章。
これらの曲は、聴いていると心がふっと軽くなって、まるで高原の風に包まれているような気分になります。
目を閉じて耳を澄ませば、日常の雑音が消えていき、静かな自然の中に身を置いているような感覚さえあります。
音楽には、心の風景を変えてくれる力があるんだなと実感します。
今いちばん好きな作曲家は、ブルックナーとブラームス
最近は、ブルックナーとブラームスの音楽に深く惹かれるようになりました。
ブルックナーの重厚で荘厳な響き、ブラームスの繊細で温かみのある旋律はとても心に響きます。
どちらも聴いているだけで心が満たされ、落ち着きます。
「なぜ好きなのか?」と聞かれても、うまく答えるのは難しいのですが、ただ聴いていると自然と気分が良くなり、心の中に安らぎが広がっていくのです。
音楽って、理屈ではなく感覚で好きになるものなのだと、つくづく感じます。
音楽との付き合い方も変化していく
今はCDをスマートフォンに取り込んで聴くことが多いのですが、最近ではストリーミングサービスも活用するようになりました。
好きなときに好きなだけ音楽を楽しめる時代になったことに、感謝しています。
これからも、まだ出会ったことのない素敵な曲や作曲家との出会いがあると思うと、本当に楽しみです。
きっと、私の「好きな音楽」もこれからまた少しずつ変わっていくのでしょう。
これからも音楽とともに
音楽は、私の人生に欠かせない存在です。
日々の生活に寄り添い、心を整え、豊かにしてくれるもの。これからも、さまざまな音楽を楽しみながら暮らしていきたいと思います。
さあ、今日は何を聴こうかな――そんな風に一日の始まりを迎えられることが、ちょっとした幸せです。
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