
仕事を離れて2か月が経過
仕事を辞めて2か月が経ちました。私は40代前半から50代後半までの約15年間、仕事を最優先にして生きてきました。その間、家族や趣味のことは後回しになりがちでした。
世の中には、仕事と家庭、趣味をバランスよく両立できる人がたくさんいます。
しかし、私は仕事のことが頭から離れず、常に考え続ける日々を送っていました。
家族旅行やトレーニングなども楽しんではいましたが、それは純粋な楽しみというより、仕事を一時的に忘れるための手段だったのかもしれません。
仕事を優先していたことに後悔はありません。
しかし、仕事を離れた今、改めて気づいたことがあります。
仕事を辞めて気づいた「本当に好きなこと」
「自分にはこんなに好きなことがあったんだ」と感じる瞬間が増えました。
- 読書を通じて歴史上の人物に共感し、その人が生まれ育った町や土地を訪ねること。
- 家の中を快適にするために整理整頓をしたり、DIYを楽しんだりすること。
- 妻と一緒に料理を作ること。
仕事に追われていた頃は、これらの楽しみを十分に味わう余裕がありませんでした。
しかし今では、心から楽しめるようになりました。

仕事をしていたときに優先していたこと
仕事をしているときは、会社の方針を最優先にしなければなりませんでした。
会社の判断は合理的でも、個人的には疑問を感じることもありました。
「本当にこれで良かったのか?」
「会社の決定は正しいかもしれないが、本当に相手のためになっているのか?」
そんな疑問を抱えながらも、日々仕事をこなしていました。
そして、一番つらかったのは、その状態に慣れてしまう自分自身だったのかもしれません。
続けるうちに、自分の本当の思いを閉じ込め、感情を押し殺すことが当たり前になっていきました。
カウンセラーから言われた言葉
10年ほど前、あるカウンセラーと話した際、印象的な言葉をもらいました。
「あなたは自分自身を表に出さない。まるで鎧で心を覆っているようです。」
その時、私は「責任ある立場なのだから当たり前ですよ」と答えました。
しかし今振り返ると、その言葉をもう少し真剣に受け止め、考え方を変えていれば、もっと楽に生きられたのではないかと思います。
とはいえ、当時の自分にはそれができなかったし、変えようとも思っていませんでした。

仕事を辞めた今の生活
今は仕事を辞め、自分の気持ちや家族を最優先にできる環境に満足しています。
- 妻の通院には必ず付き添う。
- 一人暮らしの母親にはできるだけ会いに行く。
- 自分のやりたいことを始める。
これからは「本当の自分」を取り戻しながら、新しい人生を楽しんでいきたいと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう。
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