定期的な宿泊とマットレス購入で安心を確保
私は先日、母の家に泊まるために新しくマットレスを購入しました。
一見すると小さな買い物のように思えますが、実は「高齢の親の見守り」を実践していくうえで、とても大きな意味を持つ決断でした。
これまで母の家に泊まったことは一度もなく、初めての「定期的な宿泊」に挑戦することになります。
母の体調や食事の状態を直接確認し、安心して生活を送ってもらうための第一歩です。
なぜ「定期的な宿泊」に踏み切ったのか
今年の初めから「母の家に定期的に泊まり、見守りをしよう」と計画していました。
しかし、当時は準備不足や生活リズムの都合で、なかなか実行できずにいました。
そんな私を本気にさせたのは、ある日突然、母と連絡が取れなくなった出来事です。
母は携帯電話を持たず、固定電話だけが連絡手段です。何度電話をかけても出ないため、不安が募り、最終的には警察と消防に依頼してドアを開けてもらいました。
幸いにも母は無事でしたが、もし倒れていたら・・・と考えると恐ろしくなりました。
この経験を通じて「見守りを先送りしてはいけない」と強く実感したのです。
見守り介護を支える「マットレス購入」
いざ定期的に泊まると決めても、問題は「寝る環境」でした。
母の布団は古く、腰痛持ちの私には厳しいものでした。
快眠できなければ長期的に宿泊を続けることはできません。
そこで購入したのが新しいマットレスです。選ぶ際に重視したのは次の3点でした。
・腰に負担が少ないこと
・折りたためて収納しやすいこと
・軽量で母にとっても扱いやすいこと
最終的に、折りたたみ式で寝心地の良いマットレスを選びました。
実際に使ってみると、翌朝の目覚めも快適で「やはり睡眠環境は大切だ」と実感しました。
「高齢の親を見守るために定期的に宿泊するなら、自分の体調を整える準備も必要」ということを、このマットレス購入から学びました。
初めての宿泊で分かったこと
実際に母の家に泊まってみると、普段の日帰り訪問では気づけなかったことが見えてきました。
・食事の偏り
母は「ちゃんと食べている」と言っていましたが、実際には量が少なく栄養バランスが偏り気味でした。
・夜中の行動
夜間に何度もトイレに行く姿を目にして、体力や生活リズムについての新たな心配が生まれました。
・生活習慣の細部
電気の消し忘れや、調味料の使い方など、日常生活の小さな工夫や改善点が見えてきました。
このように、宿泊して過ごすことで初めて「母の本当の生活リズム」が分かるのです。
見守り介護を続けるための工夫
高齢の親を定期的に見守ることは大切ですが、同時に私自身の生活とのバランスも課題です。
・母の自立を尊重すること
過干渉にならないように、必要なサポートだけを心がけています。
・一緒に過ごす時間を楽しくすること
宿泊時には「一緒に料理をする」「近所を散歩する」といった活動を取り入れ、自然に見守りを行う工夫をしています。
・安心できる環境を整えること
マットレスだけでなく、母が安全に生活できるように家具の配置や照明も見直していこうと考えています。
こうした小さな工夫の積み重ねが「見守り介護」を長く続ける秘訣だと思います。
まとめ・・・安心は小さな一歩から
今回のマットレス購入は、単なる寝具の準備ではなく「高齢の親を安心して見守るための第一歩」でした。
突然連絡が取れなくなり、警察や消防に助けを求めた経験は大きな不安とともに、「行動する大切さ」を教えてくれました。今では定期的に宿泊し、母の健康状態や食生活を見守ることが習慣になりつつあります。
親の見守りや介護は、何から始めればよいか迷うものです。しかし、私のように「まずは泊まってみる」「快適な寝具を準備する」といった小さな一歩でも、安心とつながりを生むことができます。
同じように一人暮らしの親を心配している方には、ぜひ「定期的な宿泊」という方法を検討してみてほしいと思います。そして、その第一歩を支えるアイテムとして、自分に合ったマットレス購入は意外と大切なポイントになるかもしれません。
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