連休を前にして考えること 〜旅行よりも心地よい過ごし方〜

いよいよ連休本番ですね。

若い頃は、連休が近づくたびに「どこかへ行きたい」という気持ちが抑えきれませんでした。特に海外旅行には強く惹かれ、歴史や神話、民族文化に興味を持っては、実際にその土地に足を運んでいました。

イギリスやギリシャを訪れ、自分が本や映画で思い描いていた風景をこの目で見たときの感動は、今でも鮮明に覚えています。

旅先では毎日が発見の連続で、新たな出会いや興奮に満ちていました。

けれど、年齢を重ねるにつれて、旅行への情熱は少しずつ変化してきました。

観光地はどこも混雑し、旅費も年々高くなる一方。

そんなことは分かっていながらも、つい出かけてしまい、「私は人混みを見に来たのだろうか？」と苦笑いしたこともあります。

ここ5年ほどは、連休の過ごし方が大きく変わりました。

無理して旅行に出かけることは減り、自宅でゆったりと時間を過ごすことが多くなったのです。

普段できない片付けや掃除にじっくり取り組んでみると、これが思いのほか心地よい。

体力や気力の問題なのか、それとも単に年齢のせいなのかは分かりません。

でも今は、この静かな時間に満足しています。

今年の連休も同じように過ごす予定です。

いわゆる「断捨離」とまではいかなくても、これまでの人生を少し振り返る時間を持とうと思います。

そんな時間の中で、もしかしたら新しい気づきや、自分自身との出会いがあるかもしれません。

そう考えると、旅行も片付けも、実は本質的には「何かを見つけたい」という欲求が根底にあるのではないでしょうか。

さあ、明日も引き続き片付けに励もうと思います。

静かな連休の中で、自分だけの旅を楽しんでみるのも悪くありません。

ブログを読んで頂きありがとうございます。

またお会いしましょう。